
おもしろ植栽管理のススメ
2025/10/05
植栽管理と聞くと「専門的で堅い話」と思われがちですが、庭の木や草花には思わずクスッと笑ってしまうような一面もあります。ここでは植木屋の視点から、専門的だけどちょっとおもしろい植栽管理のお話をご紹介します。
1. 剪定は「髪型セット」と同じ?
庭木の剪定は、人間でいうところのヘアカット。
伸びっぱなしだと見栄えが悪いし、風通しも悪くなります。
「じゃあ短く切ればいい!」と思うと失敗するのも美容院と一緒。マツは前髪パッツンNG、カシはショートカットOK…と、樹種ごとの“似合う髪型”があるんです。
2. 土は「レストランの厨房」
根っこは植物の“胃袋”。その根が暮らす土壌は、いわば厨房の清潔さと同じです。
排水が悪いとカビが生え、栄養バランスが崩れるとメニューが偏ってしまいます。
庭の土を整えるのは、シェフが厨房を磨き上げるのと同じくらい大事なことなんです。
3. 害虫は「おじゃま虫だけど観察対象」
アブラムシやカイガラムシは嫌われ者ですが、よく観察すると面白い習性を持っています。
アブラムシはアリと仲良しで「甘露」という蜜を提供して住み込み契約をしていたり、カイガラムシは体にワックスを塗った“自己防御マスター”。
害虫駆除の前に、ちょっとした生態ドラマを楽しむのも植栽管理の醍醐味です。
4. 季節管理は「庭の四季ドラマ」
- 春は「新入生の入学式」 ― 芽吹きで庭がにぎやかに。
- 夏は「部活動全開」 ― 徒長枝が暴れ回り、手入れ必須。
- 秋は「衣替え」 ― 落葉樹の姿がすっきり。
- 冬は「冬眠と充電」 ― 寒肥を与えて次のシーズンに備える。
庭は、まるで1年かけて連続ドラマを演じているようです。
専門的な植栽管理は知識と経験が必要ですが、ちょっとしたユーモアを加えるとぐっと身近に感じられます。庭木も人も、笑いながら付き合うのが長生きの秘訣かもしれませんね。