
雑草との付き合い方:戦うより、コントロールする
2025/10/07
「雑草は敵」と思っていませんか?
確かに放っておくと庭を覆い尽くし、見た目も悪くなります。
でも、植木屋の目線から見ると、雑草は“環境のバランスを教えてくれる存在”でもあるんです。
雑草は“土の声”
雑草は、その土地の状態を正直に反映します。
・カタバミやスギナが多い → 酸性の土
・オオバコが多い → 踏み固められた土
・メヒシバが多い → 肥料過多
つまり雑草を見れば、「この土が今どういう状態か」がわかる。
雑草は、庭の健康診断表のようなものなんです。
防草シートは万能ではない
ホームセンターでも人気の防草シート。
確かに初期効果はありますが、年数が経つと端から劣化し、
そのすき間から雑草が顔を出します。
ポイントは「施工精度」と「素材選び」。
薄いシートはすぐ破けるので、厚手で紫外線に強いものを。
また、端をブロックなどでしっかり押さえることが長持ちのコツです。
“生きている”防草方法
最近は、人工物に頼らない防草も注目されています。
たとえば、グラウンドカバー植物を使う方法。
・クラピア
・リッピア
・タマリュウ
・ディコンドラ(ダイカンドラ)
これらは密に茂ることで雑草のスペースを奪い、
見た目にもナチュラルで美しい“生きた防草”になります。
除草剤との上手な距離感
除草剤は即効性がありますが、根ごと枯らすタイプは周囲の植栽にも影響します。
使うなら、スポット的に・風のない日に・最低限。
「使う」ではなく「付き合う」意識が大切です。
結論:雑草は“敵”ではなく、“先生”
雑草は、庭が息づいている証。
完全にゼロにすることはできませんが、上手にコントロールすることで、
見た目も手入れもずっと楽になります。
「雑草も、庭の住人のひとり。」
そんな目で見ると、少し優しくなれるかもしれませんね。