
秋の風にのる、キンモクセイの記憶
2025/10/28
香りが運ぶ季節のスイッチ
ふと風に乗って、どこからともなく漂ってくる甘い香り。
キンモクセイの香りがすると、「あ、秋がきたな」と感じる人も多いはずです。
この香り、実はとても短命。開花期間はわずか一週間ほど。
その一瞬の香りが、毎年、季節の記憶を呼び起こしてくれます。
香りの正体と、意外な強さ
キンモクセイの香りは「リナロール」や「オシメン」などの芳香成分によるもの。
穏やかな印象の花ですが、じつは非常に丈夫で、剪定にも強い。
日当たりさえ良ければ、放っておいても立派に育つ頼もしい木です。
庭での使い方
常緑で葉が密なため、目隠しにも最適。
秋には香り、冬には緑を保ち、
一年を通して庭を支えてくれる“香るガーディアン”。
香りは“思い出を植える”
キンモクセイの香りには、不思議と郷愁が宿ります。
子どものころの通学路や、昔住んでいた家の庭…。
香りは記憶と深く結びつくため、
庭に一本植えるだけで、“心のスイッチ”を残すことができるのです。