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冬の庭の静けさにひそむ力

冬の庭の静けさにひそむ力

2025/10/29

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枝も葉も休む、でも“止まっていない”

冬の庭は、一見すると眠っているように見えます。
枝は動かず、花も咲かず、落ち葉が地面を覆う。
けれど、その静けさの下で、木々は次の季節の準備をしています。
根はゆっくりと栄養を吸い上げ、細胞を整えて春を待っているのです。

冬剪定は「未来の形づくり」

この時期に枝を整えるのは、木にとっても心地よいリセット。
葉が少ない分、全体の姿が見えやすく、
枝の流れや樹形をデザインしやすい季節でもあります。
春の芽吹きを想像しながら切る——それが冬の植木屋の仕事。

庭の“静”を楽しむ

冬の庭には、派手な色も動きもないけれど、
光の角度や影の形、枝のシルエットにこそ美しさがある。
凍てつく朝の霜、枯葉の音、空気の張りつめた透明感。
それらも立派な“季節の演出”です。

動かないように見えて、実はすべてが動いている。
冬の庭は、沈黙の中でエネルギーをためているのです。