
枯れ枝は“木のSOS”?放置すると危険な理由と正しい対処法
2025/11/14
庭木のメンテナンスで意外と見落とされがちなのが 「枯れ枝」。
実は、樹木にとって枯れ枝は“体調不良のサイン”であり、放置すると木にも、庭にも悪影響があります。
このブログでは、枯れ枝ができる理由と、プロが実際に行っている対処法をまとめます。
枯れ枝ができる主な原因
1. 日当たり不足(光合成できずに弱る)
枝が混み合っていると、内側まで光が届きません。
光が不足した部分から、徐々に枝が弱り、最終的に枯れ枝になります。
2. 根の弱り(栄養・水分が届かない)
土の劣化・踏み固め・過湿・乾燥などで根が弱ると、
栄養が先端まで届かず、枝が枯れやすくなります。
3. 害虫や病気のダメージ
カミキリムシ・カイガラムシ・病斑などの被害で
枝だけが枯れるケースもよくあります。
4. 古くなった枝の寿命
自然淘汰のように、古い枝が枯れるのは樹木の生理現象でもあります。
枯れ枝を放置すると起きるリスク
● 風で折れて危険(落下事故)
強風で折れて飛ぶこともあり、人や建物に当たる危険があります。
● 病害虫の温床になる
枯れ枝は、キノコ系の菌や害虫の住処になりやすい部分。
● 木がさらに弱る
枯れ枝が残っていると、木はそこへも無駄にエネルギーを使います。
切るだけで“負担の分散”ができ、木の回復力が上がります。
枯れ枝の見つけ方
● 皮がめくれてスカスカ
● 爪で軽くこすっても緑が出ない
● 揺らすとカサカサと軽い音
● 葉がつかない/ついても色が悪い
冬や休眠期でも、生きている枝は中身がしっとり青いので判断できます。
枯れ枝を切るベストタイミング
おすすめは冬(休眠期)
木が休んでいるためダメージが少なく、剪定後の傷口も乾きやすい。
次におすすめは梅雨前(初夏)
病気が広がる前に枝を整理し、風通しを良くできます。
正しい切り方(プロの基本)
- 枝の付け根ギリギリで切る
- 切り口は斜めにし、水が溜まらないようにする
- 太い枯れ枝は “受け切り” をして落下を防ぐ
- 切り口癒合を早めるため、周りをさわりすぎない
枯れ枝を減らすための予防策
- 混み合った枝を整理し、日当たりを改善
- 根元に腐葉土を入れて「根の環境」を良くする
- 害虫の早期発見・防除
- 適切な潅水(やりすぎ・不足どちらもNG)
- 風通しのよい樹形づくり
庭木を元気に保つ一番のコツは、
“光・風・根の環境を整えること” に尽きます。
まとめ
枯れ枝はただの「古い枝」ではなく、
木が発している 小さなSOSサイン です。
放置せず、早めに切るだけで木は驚くほど回復します。
「うちの木、枯れ枝か生きてる枝か判断が難しい…」
そんなときは写真を送っていただければ診断もできます。
庭木の健康管理、気軽に相談してくださいね🌿