
冬の常緑樹の“強剪定”ってあり?なし?
2025/11/30
冬になると、 「このタイミングで常緑樹を強く切っても大丈夫?」 というご相談がとても多くなります。
結論からいうと…
冬の常緑樹の“強剪定”は基本おすすめしません。 ※軽い剪定はOK!
理由と、どうしても切りたい場合のポイントをわかりやすくまとめました。
❄️なぜ冬の強剪定はNGなの?
常緑樹は一年中葉を残している分、葉でエネルギーを作り続けているのが特徴です。
しかし冬は…
光合成が落ちる
気温で樹の代謝も低下
新芽を出す準備もストップ気味
こんな弱った状態で強く切ると…
👉 樹が回復しにくくなる 👉 枝枯れ・葉焼けが起きやすい 👉 春の芽吹きが悪くなる 👉 “スカスカ”になった状態で春を迎える
といったダメージが出やすいのです。
🌱では、どの程度なら切っていい?
軽剪定(不要枝を少し整える程度) は冬でもOKです!
冬に切っても良い枝
交差枝
逆さ枝
枯れ枝
明らかに飛び出した1〜2本の枝
あくまで「形を整える程度」にとどめましょう。
🌳 強剪定するなら“いつ”がベスト?
一般的には…
3月下旬〜6月の成長期前後
樹が“動き始める時期”
がベストタイミングです。
この時期は回復力が高く、切っても芽が出やすいため、 しっかり形を作り直したいならこの春〜初夏です。
🔧どうしても冬に強剪定したい場合のポイント
造園の現場では、 「年度替わり」「家の売却前」「外構工事と合わせたい」 など、どうしても冬に強く切る必要があることもあります。
その場合は…
切り戻しは浅めに
幹に近い“太い枝”は残す
直射日光に当たりすぎないよう注意
春に必ず追肥して回復をサポート
この4つを守るとダメージを最小限にできます。
🌤️冬に強剪定すべき常緑樹はある?
基本は避けたいですが、 比較的耐性があるとされるのは…
サツキ・ツツジ(ただし花芽注意)
常緑ヤマボウシ(軽めならOK)
シマトネリコ(ただし寒冷地はNG)
ただし、地域の気温や木の体力で大きく変わるため、 プロとしてはやはり「冬の強剪定は控えめに」が結論です。
🌲まとめ:常緑樹の冬剪定は“軽く”がやさしい
冬は木にとって休息の季節。 人で例えるなら「風邪気味のときにハードな運動はしない」ようなイメージです。
冬 → 軽剪定だけ
強剪定 → 春〜初夏が最適
これだけ覚えておくと、木もぐっと健康に育ちます。