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用途で変わる、コンクリートの適切な厚さ

用途で変わる、コンクリートの適切な厚さ

2025/12/26

#豆知識

外構工事でよく聞かれるのが、

「コンクリートって、どれくらいの厚さが必要なんですか?」

という質問。

結論から言うと、
用途によって適切な厚さはまったく違います。

見た目が同じでも、
中身が違えば耐久性も全然変わります。


コンクリート厚さの基本目安

まずは、よく使われる厚さの目安です。

用途 厚さの目安
歩くだけの通路 8〜10cm
自転車・軽作業スペース 10cm
駐車場(普通車) 12cm
駐車場(SUV・ミニバン) 15cm
トラック進入 18〜20cm

※ 地盤状況や下地によって変わります。


なぜ厚さが必要なのか

コンクリートは、 圧縮には強く、引っ張りに弱い材料です。

厚さが足りないと、

  • ひび割れが出やすい
  • 割れが拡大しやすい
  • 修復が難しい

特に車が乗る場所では、 一気に負荷がかかるため
薄いコンクリートは危険です。


厚さだけで決まらないポイント

実は重要なのは、 厚さだけではありません。

下地(路盤)

  • 砕石の締め固め不足
  • 不陸(凸凹)

これがあると、 どれだけ厚くても割れます。


ワイヤーメッシュ・鉄筋

  • 歩行用:ワイヤーメッシュ
  • 車両用:鉄筋 or メッシュ併用

補強材が入っていない コンクリートは、
厚くても安心できません。


目地(カット・伸縮)

目地は
割れをコントロールするために入れます。

  • 入れていない → 無作為に割れる
  • 入れている → 目地で止まる

見た目以上に重要な工程です。


植木屋・外構屋としての現場感覚

現場でよく見る失敗が、

「見た目重視で薄く施工」

というパターン。

最初はきれいでも、 数年でヒビが増え、 補修が難しくなります。

コンクリートは やり直しが効かない工事

だからこそ、 用途に合った厚さを 最初に選ぶことが大事です。


最後に

コンクリートの厚さは、

  • 見た目より用途
  • 価格より耐久性
  • 厚さ+下地+補強のセット

この3つが揃って、 初めて「長持ち」します。

迷ったら、 少し厚めに。

それが、 後悔しない外構工事の近道です。