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裏庭に向いてる木

裏庭に向いてる木

2025/12/30

#豆知識

裏庭は「見せる庭」ではなく「使う庭」

表の庭が“人に見せる場所”だとしたら、
裏庭は“自分が過ごすための場所”。

だからこそ、裏庭に植える木は
目立つかどうかよりも 居心地のよさ が大切です。

植木屋として庭を見ていて感じるのは、
裏庭がうまくいっている家は、木の選び方がとても素直だということ。


裏庭の木選びで大事な3つの視点

① 成長しすぎないこと

裏庭はスペースに余裕がないことが多いです。
大きくなりすぎる木は、数年後に必ず困ります。

・自然樹高が抑えめ
・剪定に追われない

これが最優先条件です。

② 落葉や実がストレスにならない

毎日目に入る場所だからこそ、
掃除が負担になる木は向きません。

「風情」と「手間」のバランスが重要です。

③ 日陰をつくりすぎない

裏庭は日当たりが限られがち。
暗くしすぎる木を入れると、じめっとした空間になります。


植木屋が選ぶ、裏庭に向いてる木

ドウダンツツジ

・成長が穏やか
・四季が感じられる
・枝ぶりが美しい

裏庭の“空気感”を整えてくれる木。
主張しすぎないのが最大の長所です。


アオキ

・日陰に強い
・常緑で一年中安定
・管理がとてもラク

「とにかく失敗したくない裏庭」なら、
かなり信頼できる一本です。


ソヨゴ

・葉が小さく落葉しにくい
・風に揺れる姿が涼しげ
・自然樹形が美しい

裏庭に小さな“動き”をつくりたいときに向いています。


ヒサカキ

・半日陰でも育つ
・刈り込みに強い
・生垣にも単木にも使える

裏庭の境界をやわらかく区切りたい場合に便利。


シマトネリコ(小さく管理)

・明るい葉色
・軽やかな雰囲気

大きくなる印象が強いですが、
裏庭では最初から低めで抑える前提ならアリです。


あえておすすめしない木

  • 成長が早すぎる木
  • 実が大量に落ちる木
  • 強剪定が前提の木

裏庭は「我慢する場所」ではありません。
植えたあとに後悔する木は、最初から選ばないのが正解です。


裏庭は“静かな贅沢”の場所

裏庭は、人に見せなくていいからこそ、
自分に正直な庭づくりができます。

派手な木は必要ありません。
そっとそこにあって、
気づくと好きになっている木。

植木屋としてすすめたい裏庭は、
そんな木が一本ある庭です。


まとめ

  • 裏庭は「管理のラクさ」と「居心地」を最優先
  • 成長しすぎない木を選ぶ
  • 控えめだけど、長く付き合える木が向いている

裏庭づくりで迷ったら、
無理をしない木選びから始めてみてください。