
ダイスギという木|風景を支える存在
2026/01/04
目立たないのに、印象に残る木
ダイスギは、
一見すると不思議な姿をしています。
幹の上から、
何本もの杉が立ち上がる。
派手ではありませんが、
一度見ると忘れにくい。
そんな木です。
ダイスギとは
ダイスギ(台杉)は、
京都・北山で発展した
杉の育て方、樹形です。
一本の幹を「台」にし、
そこからまっすぐな材を
何本も育てていきます。
林業と庭木が
重なり合った存在です。
植木屋が感じるダイスギの魅力
ダイスギの魅力は、
背景になれること。
- 他の木を引き立てる
- 和の空間に馴染む
- 余白を壊さない
主役にならなくても、
庭全体を締めてくれます。
庭での使いどころ
- 坪庭の奥
- 目隠しの背景
- 建物の脇
広さがなくても、
縦のラインで
空間を作れるのが強みです。
管理は「切る」より「選ぶ」
ダイスギの管理は、
枝を減らすというより、
- 残す枝を決める
- 立ち上がりを揃える
- 余計な芽を早めに落とす
育てる感覚に近い木です。
和風だけの木ではない
和庭の印象が強いですが、
実は建築と相性がいい。
- モダンな住宅
- コンクリート外構
- 直線的なデザイン
静かな緑として、
きれいに収まります。
植える前に考えたいこと
ダイスギは、
「放置しても形になる木」
ではありません。
- 定期的な手入れ
- 樹形を理解した管理
これが前提です。
ダイスギは“景色を作る木”
花も実もありません。
でも、
そこにあるだけで
景色が整います。
まとめ
- 京都北山で育まれた樹形
- 背景として強い存在感
- 縦のラインで空間を作る
- 管理は選びながら育てる
ダイスギは、
庭の風景を支える木です。