
庭木としての桜|植える前に知っておきたいこと
2026/01/12
桜は、日本人にとって特別な木です。
「庭にも桜を植えたい」と相談されることも、少なくありません。
ただ、植木屋の立場から言うと、
桜は庭木として少し難しい部類の木です。
桜は「弱りやすい」木
見た目の華やかさとは裏腹に、
桜はとてもデリケート。
- 剪定に弱い
- 病気にかかりやすい
- 根を傷めると一気に弱る
特に「切りすぎ」は厳禁です。
剪定は最小限が基本
桜は、
- 強い剪定を嫌う
- 切り口から腐りやすい
という性質があります。
基本は、
- 枯れ枝
- 込み合った枝
を整理する程度にとどめます。
「形を作る剪定」は、
桜には向いていません。
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落ち葉と管理の覚悟
庭木として考える場合、
花のあとが重要です。
- 大量の花びら
- 初夏には葉
- 秋は落ち葉
美しさと引き換えに、
掃除と管理は避けられません。
向いている庭・向いていない庭
向いている庭
- 広さに余裕がある
- 落ち葉を楽しめる
- 自然樹形が好き
向いていない庭
- 手入れを減らしたい
- 住宅が密集している
- 強剪定で抑えたい
それでも桜を植えるなら
庭木向きの品種を選ぶのも一つ。
- 山桜
- 枝垂れ桜(コンパクト品種)
場所と距離をしっかり取ることが、
長く付き合うコツです。
植木屋としての本音
桜は、
「管理する木」ではなく
「見守る木」。
それを理解した上で植えると、
毎年の春が、特別な時間になります。
まとめ
庭木としての桜は、
手がかかる分、喜びも大きい。
向き合う覚悟があるなら、
これ以上ない庭の主役になります。