
ハナカイドウ(花海棠)
2026-02-16
春になると、 桜に目がいきがちですが、
庭の中でそっと華やぐ木があります。
ハナカイドウ。
やわらかな桃色の花が、 枝いっぱいに咲く姿は、 どこか控えめで上品です。
ハナカイドウとは
ハナカイドウは バラ科リンゴ属の落葉小高木。
中国原産で、 日本では庭木として親しまれてきました。
花はややうつむき加減に咲き、 その姿がとても愛らしい。
豪華というより、 「可憐」という言葉が似合う木です。
桜との違い
同じ春の花でも、 桜は枝いっぱいに横へ広がる印象。
一方ハナカイドウは、 しなやかな枝に花を連ねます。
幹や枝の流れが見えるので、 庭に“余白”が生まれるのも魅力。
主役というより、 庭を品よくまとめる存在です。
育てるうえでのポイント
・日当たり
花つきをよくするためには 日当たりが大切。
半日陰でも育ちますが、 花数は少し減ります。
・剪定
強く切りすぎないこと。
花芽は短い枝につきます。
混み合った枝を 軽く透かす程度で十分。
「整える」意識が大事です。
・病害虫
アブラムシやうどんこ病が出ることがあります。 風通しを確保すると予防になります。
実は“実”も楽しめる
花が終わると、 小さな実がつきます。
観賞価値は花ほどではありませんが、 季節の移ろいを感じさせてくれます。
花だけで終わらないのが、 この木の奥ゆかしさ。
庭に一本あると
派手すぎず、 地味すぎない。
桜ほど大きくならず、 扱いやすい。
玄関まわりや 坪庭にもよく似合います。
春の訪れを そっと知らせてくれる木。
それがハナカイドウです🌸