
山桜
2024/04/19
本の山野に自生する桜の一種で、日本固有の桜として知られています。山桜はソメイヨシノとは異なる特徴を持ち、独特の美しさがあります。
山桜は高さが15〜25メートルにもなる落葉高木です。花は淡いピンク色で、葉と同時に咲きます。葉が赤褐色から青緑色に変化する様子が美しいです。
山桜は日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。山野や丘陵地帯に自生していることが多く、耐寒性にも優れています。
開花時期は地域によりますが、一般的には3月下旬から4月中旬にかけて咲きます。花は葉と同時に咲くため、他の桜とは異なる風情があります。
山桜は日本の自然と文化に深く根付いた桜の一種で、他の桜とは一味違った趣があります。
山に咲く桜のこと
山桜は、
「桜」と聞いて多くの人が思い浮かべる
ソメイヨシノとは少し違います。
花だけが目立つのではなく、
葉と花が同時に立ち上がる。
遠目に見ると派手ではないけれど、
近づくほど奥行きを感じる桜です。
花と葉が一緒に出るということ
山桜の大きな特徴は、
開花と同時に新葉が出ること。
赤みを帯びた若葉と
淡い花色が重なり、
全体で一つの景色をつくります。
一瞬の派手さより、
移ろいの美しさを楽しむ桜です。
植木屋から見た山桜
正直に言えば、
山桜は「管理が楽な木」ではありません。
- 成長すると大きくなる
- 剪定しすぎると弱る
- 病害虫もゼロではない
それでも庭に残したいと
思わせる力があります。
山桜は「いじらない」木
山桜は、
人が形を作り込む木ではありません。
切り詰めて整えるほど、
魅力は薄れていきます。
必要なのは、
枝を減らすことではなく、
場所を与えること。
庭に植えるなら考えたいこと
山桜を庭木に選ぶなら、
まず考えるのはこの3点。
- 将来の大きさ
- 周囲の建物や電線
- 落ち葉との付き合い
向いているのは、
広さに余白のある庭。
狭い庭に無理に入れると、
木も人も疲れてしまいます。
桜の中でも、いちばん自然に近い
山桜は、
観賞用として改良された桜ではありません。
人の都合より、
季節や土地に寄り添う木。
だからこそ、
毎年同じように咲かない。
それも含めて、
山桜らしさです。
花のない季節も
山桜は、
花の時期が終わってからも
きれいな木です。
夏は深い緑、
秋はやさしい黄葉。
一年を通して見ると、
「桜の木」ではなく
「一本の樹」として
存在感があります。
植木屋の本音
山桜は、
「きれいにしてほしい」と
言われる木ではありません。
「そのままでいいですね」と
言いたくなる木。
手を加えすぎない庭が好きな人には、
とても相性のいい桜だと思います。
まとめ
- 花と葉が同時に立ち上がる桜
- 管理より、距離感が大事
- いじらず、場所を与える
- 季節の移ろいを楽しむ木
山桜は、
自然と暮らす感覚を
思い出させてくれる桜です。