
ヒラドツツジ
2024/04/21
平戸躑躅
ヒラドツツジは、ツツジの中でも特に大きな花を持ち、色鮮やかで豪華な花を咲かせることで知られています。主に白、ピンク、赤などの花色があり、花弁は大きくて波打った縁を持つのが特徴です。
街中の植栽でも、個人の庭でも、
ヒラドツツジ(平戸ツツジ) はとにかく人気があります。
でも実は、
「管理が簡単そうだから」「よく見る花だから」
という理由だけではもったいない。
植木屋の視点で見ると、
ヒラドツツジは “使い方次第で庭の主役になる木” なんです。
■ 1. ヒラドツツジは“花数”が圧倒的
ヒラドツツジの魅力は何と言っても 花の量。
- 一斉に咲く
- 花が大きい
- 覆うように咲く
- 花もちが良い
開花の瞬間、
「ここだけ春が来たのか?」と思うほど
存在感のある景色になります。
■ 2. 実は“成長が早すぎない”のが良い
ツツジ類の中には、勢いが強く伸びすぎる品種もありますが
ヒラドツツジは 落ち着いた成長。
- 形が崩れにくい
- 年1回の剪定でもまとまる
- 植えたサイズ感が長く楽しめる
住宅の庭に向いている理由はここにあります。
■ 3. “明るい葉色”が庭を軽くする
ヒラドツツジの葉は、他の常緑樹よりやや明るめ。
このおかげで…
- 庭全体の雰囲気が明るい
- 重くなりがちな常緑の景色に抜けが出る
- 建物の影でも見栄えが良い
日陰でもある程度耐えるので、
扱いやすい樹種でもあります。
■ 4. 実はヒラドツツジが弱る原因は“剪定の時期”
よくある相談が
「ヒラドツツジが咲かなくなった」というもの。
原因のほとんどは 剪定の時期が遅い こと。
ヒラドツツジは
花が咲いた“すぐ後”に次の花芽を作ります。
つまり…
- 6〜9月に強く切る → 花芽が全部なくなる
- 秋以降に切る → 来年の花が出ない
これが代表的なNG。
■ 5. 植木屋がやっている正しい管理
● 剪定のベストタイミング
5〜6月、花が終わってすぐ。
● 剪定のコツ
- 混んだ枝だけ抜く
- 外側の形だけ軽く整える
- 深追いしない(切りすぎNG)
● 肥料
花後に緩効性の肥料を軽く。
やりすぎると枝ばかり伸びます。
■ 6. まとめ:ヒラドツツジは“扱いやすい主役”
- 花つきが圧倒的で景色を明るくする
- 成長が穏やかで管理しやすい
- 日陰にも強い万能タイプ
- 剪定のタイミングさえ守れば毎年満開
- 庭の顔として長く楽しめる
よく見かける木だからこそ、
**丁寧に育てると他の庭とは一味違う“上品な景色”**になります。