
ツバキ
2024/04/28
ツバキ科ツバキ属の常緑樹
ツバキは高さ5〜10メートル程度まで成長することがあります。葉は濃い緑色で光沢があり、楕円形または楕円形に近い形をしています。
花は鮮やかな色合いで、品種によって赤、白、ピンク、あるいはこれらの組み合わせが見られます。
開花時期は品種によって異なりますが、一般的には冬から春にかけて花を咲かせます。
ツバキの花は大きく、単一または半八重、八重などさまざまな形態があります。
ツバキは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みますが、半日陰でも生育可能です。
日本の庭木といえば、やっぱり ツバキ(椿)。
気品があって、冬から春にかけて咲く花はどこか凛とした存在感があります。
でも、実はツバキは「綺麗に見せるコツ」を知らないと
すぐに弱ったり虫がついたりしてしまう繊細な木でもあります。
今日は植木屋の視点で、ツバキの魅力と育て方のポイントをまとめます。
■ ツバキはどんな木?
常緑で冬〜春に花を咲かせる日本を代表する庭木。
- 開花:12月〜4月
- 花の特徴:丸ごと“ポトッ”と落ちる(山茶花は花弁が散る)
- 種類:ヤブツバキ、オトメツバキ、ワビスケなど多様
見た目が上品で、和風・洋風どちらの庭にもよく合います。
■ ツバキの魅力
● 1. 花がとにかく美しい
一輪でも存在感があるツバキの花。
庭の中で“主役”になれる木です。
● 2. 常緑で一年中つやつや
葉が明るく、シンボルツリーとしても頼れる存在。
● 3. 日陰に強い
半日陰でもちゃんと育つため、植える場所の自由度が高い。
■ ツバキの弱点
● 1. チャドクガ
ツバキ・サザンカ系最大の敵。
“気づいたら大量発生”が本当に多い虫です。
● 2. 密に育つと蒸れて弱る
風通しが悪くなると、葉が黄ばみ、害虫がつきやすくなります。
● 3. 古い枝が内側で枯れやすい
手入れが少ない庭だと、枝抜きが必要になります。
■ 剪定のポイント
● ベストタイミング:花後〜初夏(3〜6月)
花芽は 夏以降に形成される ため、
冬に切ると翌年の花が減ってしまいます。
● 植木屋のコツ
- 太い枝より「混んでいる細い枝」を抜く
- 内側に向かう枝を取って風通しUP
- 樹形は“自然な丸み”を意識
- 生け垣は刈り込みすぎると花が減る
ツバキの剪定は“抜き”メインで、“切り詰め”は最小限が基本。
■ 病気・害虫対策
● チャドクガ対策
最も重要。年に2回の消毒がおすすめ。
- 1回目:5月〜6月
- 2回目:8月〜9月
葉裏に卵がつくため、気づきにくいのが厄介。
● カイガラムシ
幹や葉に白い点がつく。
剪定+風通し改善が一番の対策。
■ 肥料は必要?
● あげるなら冬〜春に寒肥を
ツバキは基本的に肥料をそこまで必要としませんが、
花をしっかり咲かせたい場合は2〜3月に油かすを少量。
与えすぎると葉ばかり育つので注意。
■ まとめ
ツバキは、見た目の上品さと存在感で庭を“締めてくれる”木。
一方で虫がつきやすい、蒸れやすいなど、
手入れを怠ると弱りやすい繊細さも持っています。
でも、剪定と風通しを整え、年2回だけ消毒してあげれば
ツバキは驚くほど美しく、長く庭を彩ってくれます。
庭に一つあると絵になる──
それがツバキという木です。