
剪定の本当の意味、知っていますか?
2025/04/05
庭木の相談でよく言われる言葉があります。
「あまり切ると木がかわいそうですよね?」
実はこれ、ほとんど逆なんです。
庭木は“切らないほうが弱る”ことが多い。
今日は、植木屋だからこそ知っている
「剪定=弱らせる」ではなく 「剪定=木を健康にする」
という話をします。
■ 木は“放っておくと”弱る生き物
自然の山にある木は、周りの木と競争して
高さ・光・風を勝手に調整して育ちます。
でも庭木は違います。
- 光が入りすぎる
- 風が通らない
- 密集しすぎる
- 枝が重くなりすぎる
人間の生活圏に植わっている以上、
自然のバランスが崩れやすいんです。
■ 剪定は「木の呼吸を整える」行為
剪定の目的は、見た目を整えることよりも
木の状態を整えること。
- 混みすぎた枝を抜く
- 弱い枝を切る
- 風を通す
- 光を適度に入れる
こうすることで木は新しい芽を出し、
栄養の巡りが良くなります。
まるで人間の整体や運動と同じで、
“余計な負担を取る”のが剪定です。
■ 切るほど元気になる理由
剪定をすると、木は防御反応で
「新しい枝や葉を出そう」と力を出します。
これは植物の自然な回復力。
- 風通しが良くなる
- 光合成が安定する
- 病害虫が減る
- 枝の折れ・倒木防止にもなる
結果として、1〜2年後に見違えるほど元気になります。
■ 放置し続けた木の末路
切られず伸び放題になった木は…
- 内側が枯れる
- 害虫が繁殖
- 日当たりが悪化
- 雪で折れやすくなる
- 隣家トラブルになる
「切らないほうがかわいそう」
という状況になってしまいます。
■ まとめ
剪定は“かわいそう”どころか、
木を長生きさせるための一番の処置です。
庭木は放っておくと弱ります。
でも、適切に手を入れると何倍も元気になります。
あなたの庭木も、
この冬・春に一度“呼吸を整える剪定”を
してみてはいかがでしょうか?