
庭石の「苔」が語るもの
2025/07/17
庭を眺めていると、石の上や地面に「苔(こけ)」がふわりと生えているのを目にすることがあります。実はこの苔、ただの緑の飾りではなく、庭の環境を教えてくれる「自然のセンサー」でもあるんです。
苔が生える条件
苔は直射日光を嫌い、湿気のある場所を好みます。そのため、苔が元気に育っている庭は「風通しがやや弱く、湿度が保たれている場所」であることを示しています。逆に苔が育たない場所は、日当たりが良すぎたり乾燥しやすい環境かもしれません。
庭づくりに活かす
・和風の趣を強めたい → 苔をあえて残すと、落ち着いた雰囲気に。
・明るくしたい → 苔が多い場所は剪定や間伐で風通し・日当たりを改善。
ちょっとした豆知識
日本庭園では「苔のある石」が“時間の積み重ね”を象徴し、庭に深みを与えるといわれています。つまり、苔は庭の歴史を物語る存在なのです。
苔を敵とみるか、味方とみるかで庭の表情は大きく変わります。次に庭石に苔を見つけたら、少し立ち止まって「この庭はどんな環境なのか」を感じ取ってみてくださいね。