
庭木と「剪定のタイミング」
2025/06/07
庭の手入れをするときに、よく聞かれる質問が「この木、いつ切ればいいの?」というものです。
実は剪定の適期は、木の種類や目的によって大きく変わります。ここでは植木屋の現場感覚を交えながら、そのポイントを紹介します。
1. 常緑樹は「春と秋」がベスト
カシやシラカシなどの常緑樹は、春の新芽が伸びきったあと、そして秋の成長が落ち着いたころに剪定するのが理想的。
夏や冬に強く切ると、木がダメージを受けて弱ってしまうことがあります。
2. 落葉樹は「冬の眠っているとき」
サクラやモミジなどの落葉樹は、葉が落ちて休眠に入った冬が剪定の適期。
枝の構造が見やすく、不要な枝をしっかり見極められるのもこの時期のメリットです。
ただし、サクラは切り口から病気が入りやすいので要注意。
3. 花木は「花が咲いた直後」
ツツジやサツキ、サルスベリのように花を楽しむ木は、花が終わった直後に剪定するのが鉄則。
翌年の花芽を切ってしまわないよう、タイミングを逃さないことが大切です。
4. 剪定の目的を忘れない
- 樹形を整える
- 光と風を通す
- 老化枝を更新する
目的によって切り方も時期も変わります。
「ただスッキリさせたい」だけでなく「この木をどう育てたいか」を考えて剪定するのがプロの視点です。
まとめ
剪定は「切る作業」ではなく「木の未来をデザインする作業」。
庭木が長く健康でいられるためには、適切なタイミングで手を入れることが欠かせません。