
庭で排水が悪いときの対処法 ─ 雨水がたまる庭の“応急処置と本気対策”
2025/05/22
雨が降ると、同じ場所にいつも水たまり。
靴がぬかるんで、芝も枯れて、植木も元気がない…。
それ、実は排水がうまくいっていないサインです。
💧 なぜ排水が悪くなるの?
庭の排水が悪くなる原因は、だいたいこの3つ。
地盤が締まりすぎている
新築後などは重機で踏み固められ、雨水が染み込まない。粘土質の土
粘り気が強く、排水が遅い。表面だけ乾いて中はドロドロ。勾配(こうばい)が取れていない
水の逃げ道がなく、同じ場所に水が滞留する。
🪣 応急処置の方法(すぐできる対策)
1. ぬかるむ場所を“高く”する
雨がたまる部分に山砂や真砂土を入れて少し高く。
周囲より1〜2cm高いだけで、かなり改善します。
2. 表面を“粗く”して通気を確保
芝や花壇の表面を軽く掘り返して、
赤玉土・腐葉土・軽石を混ぜると水が抜けやすくなります。
3. 雨水の“出口”をつくる
雨が逃げる方向に**小さな溝(幅10cmほど)**をつくり、
排水溝や道路の方へつなげるだけでも違います。
🛠 本格的な改善法(根本から直す)
1. 暗渠排水(あんきょはいすい)を入れる
よく使う方法です。
水のたまる部分に排水管+砂利+透水シートを埋めて、
雨水を地中で逃がします。
見た目も変わらず、効果は長持ち。
2. 土を入れ替える
どうしても粘土質がひどい場合は、
30〜40cmほど掘って真砂土や客土に入れ替えます。
植木も根を張りやすくなります。
3. 地表の勾配を見直す
「家→外」へ向かって**1〜2%**の傾斜を確保。
特に舗装面や芝生のラインを整えると、流れがスムーズになります。
🌿 植木屋の現場メモ
水が抜けない場所に無理やり植木を植えると、
最初は元気でも3年後に突然枯れることがあります。
根が常に湿って、酸欠になるんです。
植木を大切にしたいなら、
“見た目よりもまず排水”を優先してください。
☔ まとめ
排水が悪い庭は、見えないところにストレスが溜まっています。
ほんの数センチの勾配や、少しの砂利で改善できることも多いです。
- 水がたまる場所は高く
- 通気を確保
- 水の出口をつくる
- それでもダメなら暗渠排水
庭の排水は「根の呼吸を助ける仕事」。
晴れた日より、雨の日こそ庭の“本当の姿”が見えるんです。