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バラという“手間のかかる女王”

バラという“手間のかかる女王”

2025/05/12

#豆知識

庭の中でひときわ存在感を放つ花、それが「バラ」。
誰もがその香りと華やかさに惹かれますが、植木屋から見ると——
「これほど気難しい植物も珍しい」と思うほど、手のかかる女王です。


トゲが語る「強さ」と「繊細さ」

バラといえばトゲ。
このトゲ、実は身を守るための武器。
風や動物、そして人の手から身を守るために進化したものです。
けれど同時に、枝が折れやすく、根が繊細で、
「強く見えて実は弱い」というギャップを持っています。
——まるで、人の心のようですね。


土と風通しがすべて

バラが元気に育つかどうかは、**“根と風”**が鍵。
水はけのよい土を好み、湿気がこもるとすぐに病気になります。
特にうどんこ病や黒星病は、風通しの悪い庭で発生しやすい。
風が抜ける場所に植え、枝をすかす剪定がポイントです。
「美しい花を咲かせるには、風を通せ」と覚えておくと◎。


手間をかけるほど応えてくれる花

剪定、消毒、肥料、水やり——バラは気難しい。
けれど、不思議なことに、
その手間を惜しまない人の庭では、驚くほど見事に咲き誇ります。
まるで育て主の想いに応えるかのように。


人と植物の“信頼関係”

バラを育てていると、自然と「対話する感覚」が芽生えます。
葉の色が少し黄ばんでいれば、「肥料が多すぎたかな?」
つぼみが小さいときは、「水が足りなかったかもしれない」
——そんな小さなサインに気づけるようになる。
それはもう、植物というより“相棒”です。


🌹 バラは、愛情の鏡。
手をかけた分だけ、ちゃんと美しく返してくれる。
その素直さが、庭の女王と呼ばれるゆえんかもしれません。