
庭木をふっくら元気にする土づくり:植木屋が実際にやっている“根が喜ぶ環境”の作り方
2025/05/02
🌱 木の元気は「土のふかふか度」で決まる
木が弱ったとき、剪定や水やりを見直す人は多いですが、
実は “一番大事なのは土” です。
硬い土・水を弾く土・湿気がこもる土──
これらはすべて根を弱らせ、木の活力を奪います。
今回は植木屋として現場でよく行う
庭木がふっくら元気に戻る土づくり を紹介します。
✅ 1. まずは「いまの土」を触って確かめる
土づくりは、いまの状態を知らないと始まりません。
チェックポイント
- カチカチに硬い → 空気が入らず根が呼吸できない
- 水をすぐ弾く → 肥料が効かない
- いつも湿っている → 根腐れの原因
- 踏むと沈む → 有機物が少なく痩せている
✅ まずはスコップで5cm掘って感触を見るのが最初の一歩。
✅ 2. “硬い土”は表層をほぐすだけでも復活しやすい
深く耕す必要はありません。
表面3〜5cmだけほぐす だけで、空気が入り根が動きやすくなります。
- 剣スコップでザクザク
- 熊手で軽くほぐす
- 踏み固めていたら“歩かない動線”を作る
✅ 根を切らないよう「浅く・広く」がコツ。
✅ 3. 腐葉土を“薄く混ぜる”のが最強の改善方法
腐葉土は木の土づくりの王様。
- 通気性UP
- 保水性UP
- 微生物が増えて根が太る
やり方
- 1㎡あたり2〜3リットル程度
- 深く混ぜすぎず“表層に薄く”
- マルチング代わりにも使える
✅ 入れすぎると水を持ちすぎるので“薄く”が正解。
✅ 4. 年に1度の“目土(めつち)”で土の質を整える
芝生に使うイメージが強いですが、
庭木にも効果絶大。
効果
- 表土がふかふかになる
- 根が浅く広がる
- 微生物が活性化する
✅ 1年に1回、春 or 秋に「うすく1cmだけ」入れる。
✅ 5. 水はけが悪い場所は“縦穴”を作る
粘土質の庭や雨が溜まる場所では、
簡易縦穴 を作ると一気に改善します。
やり方
- 太めの棒や支柱で深さ30〜40cmの穴を数本
- 中に砂か小石を少し入れる
- これだけで地下に空気の通り道ができる
✅ 一度やるだけで水はけが劇的に変わることも。
✅ 6. 根元は「盛り土しない」が鉄則
初心者がよくやるミスが“盛りすぎ”。
- 根元が埋まる
- 幹が蒸れる
- 病気・腐れが起きる
✅ 幹の付け根(根鉢の肩)は必ず地上に見える状態にする。
🌿 植木屋からひとこと
木は土がよければ勝手に元気になります。
剪定より、肥料より、まず土。
ふかふかの土=根が呼吸できる環境。
それだけで庭木は見違えるほど回復します。