
春の剪定で絶対にやってはいけないこと
2025/05/01
🌸 春は“成長の準備期間”。強剪定は危険
春は木が動き出す大事なタイミング。
この時期にやってしまうと 弱りやすい・形が崩れやすい失敗 がいくつかあります。
今回は植木屋として現場で必ず止めている
「春の剪定で絶対にやってはいけないこと」 を紹介します。
✅ 1. 強剪定(太い枝をバサッと切る)
春の強剪定は、木に大きなストレスを与えます。
- 水を吸い上げ始める時期
- 新芽が動く準備中
- 傷口が乾きにくい
このタイミングで太枝を切ると
樹勢低下 → 枝枯れ → 最悪枯死につながりやすいです。
✅ 太い枝は冬か秋に切るのが安全。
✅ 2. 新芽をまとめて落とす「刈り込み」
春は新芽が一斉に伸びる時期。
ここで刈り込みをすると、木の“エネルギー源”を削ってしまいます。
- 葉が十分に育たない
- 夏に弱りやすい
- 形がスカスカになりやすい
✅ 春は「枝先を軽く整える」くらいがちょうど良い。
✅ 3. 花芽を確認せずに切る(やりがち)
春に花が咲く木は、
前年に花芽ができている ことが多いです。
代表例:
- ツツジ
- サツキ
- 梅
- モクレン
- アジサイ(一部品種)
これらを春に切ると、
今年の花がすべて無くなることも…。
✅ 花木は「咲き終わった後に剪定」が基本。
✅ 4. 幹の近くまで詰めすぎる“丸坊主剪定”
春の丸坊主はほぼ失敗します。
- 木が弱る
- 夏に葉焼け
- 枝が枯れ込む
- 不自然な樹形が残る
特に
- シマトネリコ
- シラカシ
- キンモクセイ
- 常緑ヤマボウシ
は春の丸坊主NG。
✅ 高さ調整は秋〜冬がベスト。
✅ 5. 切り口を放置する(傷口のトラブル)
春は雨も多く、傷口が乾きにくい。
- そこから病気が入る
- 枝が途中から枯れる
細い枝ならOKですが、
太い枝は切り口を小さく・きれいに整えることが超大事。
🌿 植木屋からひとこと
春は“伸ばして元気にさせる季節”。
切りすぎると、木は回復にエネルギーを使いすぎて弱ってしまいます。
✅ 春の剪定=「軽く整えるだけ」
✅ 強い調整は秋〜冬
この2つを守るだけで、庭木は一年中元気に育ちます。