
庭に一本。縁起のいい木たち
2025/08/08
「せっかく庭に木を植えるなら、縁起のいい木がいいですね」
とお客様に言われることがあります。
実は、日本には昔から「縁起がいい」とされる木がたくさんあります。
由来を知ると、「なるほど〜」と思えるものばかり。
今回は、その中からいくつかをご紹介します。
■ モチノキ(望みが“モチ”ますように)
常緑で、冬にも赤い実をつける縁起木。
「希望が持てるように」という意味合いも込められています。
また、家を守るシンボルとして玄関近くに植えられることも。
■ ナンテン(難を転ずる)
読んで字のごとく、「難を転じて福となす」。
とても縁起がいい木として、鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に植える習慣もあります。
赤い実もかわいらしく、正月飾りや薬用にも使われてきました。
■ マツ(松=待つ・長寿)
常緑で、寒さにも強く、**「不老長寿」や「夫婦円満」**の象徴とされる松。
「松の内」など、お正月との結びつきも深いです。
一本あると、庭の格がグッと上がる印象も。
■ カエデ(手のひらのような葉で福を受け止める)
紅葉が美しく、手のひらのような葉の形から
**「福を受け止める」**という意味も。
季節を感じられる木でもあり、
「人生の節目を彩ってくれる」存在になってくれます。
■ キンモクセイ(金木犀)
「金」の字がつくことから、金運や繁栄の象徴とされる香木。
秋になると香りが広がり、「金の気」が満ちるとも言われます。
和の庭にもしっくり馴染みます。
■ ウメ(梅)
「百花の魁(さきがけ)」とも言われるウメは、
厳しい冬を越えて最初に咲く花。
**「逆境に打ち勝つ」**という意味もあります。
花、実、樹形すべてに魅力があり、長年愛されてきた庭木です。
こうして見てみると、
**木はただの植物じゃなく、「願いや思いを託す存在」**でもあったんですね。
お庭に一本、縁起のいい木を植えてみると、
なんとなく暮らしに「守られている」感が出てくるかもしれません。
木を植えることは、ただの緑化じゃなく、
暮らしに願いを込める小さな儀式のようにも思えます。