
なぜカエデは紅葉するのか?
2025/08/16
秋になると、庭木のカエデやモミジが真っ赤に染まります。日本人は昔からこの紅葉を楽しみ、歌や絵画の題材にしてきました。では、なぜ葉っぱは赤く色づくのでしょうか?
紅葉の仕組み
葉の中には「クロロフィル(緑の色素)」と「アントシアニン(赤い色素)」が存在しています。
夏はクロロフィルが活発に働いて光合成をしていますが、秋になると日照時間が短くなり、気温も下がることでクロロフィルが分解されていきます。すると葉の中で目立ってくるのが、アントシアニンの赤色です。
つまり、緑が抜けることで「本来の色」が表に出ているのです。
実は木の防御反応?
紅葉は単なる見た目の変化ではなく、実は木にとって「防御反応」だという説もあります。赤い色素アントシアニンには「紫外線を遮る」「虫を寄せつけにくくする」といった働きがあり、来年の芽を守るために色づいているとも考えられています。
庭で楽しむ紅葉
庭にカエデやドウダンツツジを植えておくと、四季の移ろいをダイレクトに感じることができます。とくに秋の紅葉は日本庭園の大きな魅力。毎年の色づき方が少しずつ違うのも、自然ならではの楽しみです。
まとめ
紅葉は「植物の生きる知恵」と「人間の美意識」が重なった現象です。
今年の秋は、庭木が赤く染まっていく様子を「自然の仕組み」としても眺めてみてはいかがでしょうか?
きっといつもより深く紅葉を味わえるはずです。