
秋を告げる花「彼岸花」
2025/09/06
秋のお彼岸の頃、
田んぼのあぜや庭先で、突然のように咲きそろう真っ赤な花──
それが**彼岸花(ヒガンバナ)**です。
その名の通り、秋のお彼岸に合わせるかのように花を咲かせ、
季節の移ろいを静かに知らせてくれます。
葉と花が同時に出ない、不思議な植物
彼岸花の大きな特徴は、
花が咲くときに葉がないこと。
花が終わったあとに葉が伸び、
葉が茂る頃には、すでに花の姿はありません。
この独特の生態から、
彼岸花は**「葉見ず花見ず」**とも呼ばれています。
昔の暮らしと彼岸花
彼岸花の球根には毒があり、
昔の人々はその性質をうまく利用してきました。
- 田んぼのあぜ
- 墓地の周囲
こうした場所に植えることで、
モグラやネズミなどの害獣よけとして役立てられていたのです。
ただ美しいだけでなく、
暮らしを守る植物でもありました。
色は赤だけじゃない
彼岸花といえば赤が有名ですが、
実は白花や黄色の品種も存在します。
庭に植えると、
- 秋らしい彩りが加わる
- ほかの草花とは違う存在感が出る
控えめな場所に一本あるだけでも、
季節感がぐっと引き立ちます。
咲く時期が正確すぎる花
彼岸花は
「咲く時期が正確すぎる花」としても知られています。
毎年ほぼ同じ頃に芽を出し、花を咲かせる姿は、
自然のリズムの確かさを感じさせてくれます。
まとめ
彼岸花は、
- 秋の訪れを告げる花
- 不思議な生態を持つ植物
- 人の暮らしと深く関わってきた存在
庭に一本あるだけで、
季節を感じる時間をそっと届けてくれる花です。