
なぜ庭木は「北側」に植えることが多い?
2025/09/21
日本の庭づくりでは、昔から家の北側に常緑樹を植えることが多く見られます。
そこには、見た目以上にしっかりとした理由があります。
北側に植える一番の理由は「風よけ」
北側は、冬になると冷たい北風が直接当たりやすい場所。
そこで常緑樹を植えることで、
風を和らげ、家全体の冷えを防ぐ役割を担ってきました。
ツバキ・カシ・マキといった樹種は、
一年を通して葉を落とさないため、
自然の「生け垣」としてとても優秀です。
目隠しと防音の役割も
常緑樹は、冬でも葉が茂っているため、
外からの視線を遮り、プライベートな空間を守る効果があります。
また、枝葉が密になることで、
道路や隣家からの音をやわらかくする防音効果も期待できます。
昔の庭づくりは、合理的だった
昔の日本家屋には断熱材も少なく、
庭木は「景観」だけでなく、
暮らしを守る装置として配置されていました。
方角を考え、樹種を選び、
自然の力を上手に借りる——
そんな知恵が、今も庭に残っています。
プチ豆知識 🌳
- ツバキ:名前の通り、冬から春に花を楽しめる常緑樹
- カシ:成長がゆるやかで丈夫、防風・防音向き
- マキ:縁起木としても知られ、魔除けの意味を持つ
庭木は、ただ「好きな木を植える」ものではなく、
場所・役割・意味を考えることで、庭はもっと心地よくなります。
植える場所に迷ったら、
昔の庭づくりの知恵を、少し思い出してみてくださいね😊